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旗竿地(敷地延長)のメリット・デメリットを初心者向きにわかりやすく解説。

◆旗竿地の利点・欠点の解説

◆増え続ける旗竿地の土地

 旗竿地の土地を始めて目にした方は、この形状に驚かれる方も多いじゃろう。

 近年では旗竿地物件が実際に多く販売されるようになっておるが、昔はこのような形状の土地はほとんど目にする機会がなかったものじゃ。

 一戸建ての土地といえば1区画60坪〜100坪程度の家が多く、ほとんどの家には庭があり駐車場がある。

 しかし、現在では旗竿地だけじゃなく30坪以下の土地や10坪超の狭小地に工夫をこらして建築される狭小住宅の売れ行きも好調じゃ。

 これは日本の経済市場の長引く不況が要因となっておるのかもしれんが、ひとつの時代の流れとして捉えても良いじゃろう。

◆旗竿地の欠点・デメリットとは?

 旗竿地の土地は一般的な四角い整形地の土地と比較すると多くのデメリットが存在する。

 旗竿地のデメリットをざっとあげるとこのような欠点が挙げられる。

【旗竿地のデメリット】
・陽当り・通風が取りにくい
・玄関位置が固定されるなど間取りの自由が乏しい
・となりの家の真横もしくはリビング前を通過するためプライバシー問題がある
・道路から奥まった位置に家があるため防犯上不安が残る
・2台駐車場の場合は縦列駐車となるため車の出し入れが面倒
・通路部分が細い場合、重機が入りにくく建築費がかさむ
・建蔽率が高いエリアでは圧迫感が強い
・容積率いっぱいの延べ床面積がとれないケースも多い
・広い庭を確保できない
・敷地境界部分の塀など協定書が必要になるケースが多い

 ざっと挙げただけでもこれだけのデメリットが挙げられる以上、やはり旗竿地物件は欠点が多く存在する物件である点を把握しておく必要があると言えるじゃろう。